お尻を鍛えているのに変わらない…。その理由は「骨盤」と「身体の土台」にあるかもしれません。
スクワットやヒップトレーニングを頑張っているのに、お尻が思うように変わらない。
横に広がって見える。
お尻と太ももの境目がない。
横から見ると、丸みがなく平らに見える。
そんなお悩みを抱えている女性は少なくありません。

「もっと鍛えなきゃ」と思って頑張る方も多いですが、実はお尻の形は筋トレだけで決まるものではないと私は考えています。
どれだけトレーニングをしても、骨盤や股関節が本来の位置からずれていると、お尻の筋肉は十分に働くことができません。
その結果、お尻ではなく前ももや腰ばかりを使うようになり、脚が張ったり、お尻が四角く見えたり、思うようなヒップラインにならなかったりします。
だから私は、いきなり鍛えることはおすすめしていません。
まず大切なのは、身体の土台を整えることです。
ただ、整えるのは骨盤だけではありません。
お尻をきれいに使うためには、骨盤と肋骨の向きがとても重要です。
骨盤が前に倒れすぎたり、肋骨が前に開いてしまうと、身体の中心が安定しません。
すると股関節の動きが制限され、お尻の筋肉がうまく働けず、代わりに腰や前ももが頑張ってしまいます。
「体幹を鍛えましょう」とよく言われますが、私が考える体幹の安定とは、お腹を固めることではありません。
骨盤と肋骨がバランスよく重なり、身体の軸が自然に安定していること。
その状態では股関節がスムーズに動き、お尻の筋肉が必要なタイミングでしっかり働けるようになります。
また、骨格が整うことで必要以上に力が入っていた筋肉の張りがやわらぎ、眠っていた筋肉が目覚め、本来の役割を果たしやすくなります。
その状態でトレーニングを行うからこそ、ただ筋肉を大きくするのではなく、丸みのある女性らしいヒップラインを目指すことができるのです。
家を建てるとき、土台が傾いていたらどんなに立派な家を建てても長くは持ちません。

身体も同じです。
土台が整っているからこそ、筋肉は正しく働き、その状態を維持することができます。
だから私は、カイロプラクティックで骨盤や骨格を整え、その上でトレーニングを行うという順番を大切にしています。
もちろん、一度整えたら終わりではありません。
私たちの身体には、座り方や立ち方、歩き方、片足重心、仕事や家事、育児など、毎日の積み重ねでできたクセがあります。
そのクセがある限り、身体は少しずつ元の状態へ戻ろうとします。
だからこそ、整えた身体を支えられる筋肉を育てることが必要です。
私が目指しているのは、「鍛えること」ではありません。
鏡を見たときに、
「このパンツ、前よりきれいに履ける。」
「後ろ姿に自信が持てる。」
「身体のラインが好きになった。」

そう感じてもらえること。
ただ筋肉をつけるのではなく、骨盤や肋骨、股関節、身体の軸まで整え、美しいシルエットをつくる。
それが、私がカイロプラクティックとトレーニングを組み合わせている理由です。
きれいなお尻は、お尻だけを鍛えてもつくれません。
まずは身体の土台を整え、本来の動きを取り戻すこと。
その先に、あなたらしい自然で美しいヒップラインが待っています。